名濃

光璃

 

バンドやってそう?

 

元のドールは、ボークス名古屋のショールームエンジェル、名濃さん、でした(過去形) 名濃さんのファンの方、ごめんなさい。

私は生まれた頃から名古屋に住んでいて、生粋の名古屋人です。名古屋弁だってしゃべります。

2000年、その名古屋の名を携えたご当地ドール(?)が出たという事で地元民として買っておくかぁ?…と思ったのですが、イマイチ好みではなく(ごめんなさい)見送っていたのですが…しばらく経っても売れ残っていたのを見てちょっと心が揺らいだんですね。

その揺らいでいる私を、当時の店員サンが『気に入るようにカスタムしちゃっても良いのでは?』とか悪魔の囁きをするもんですから、つい買っちゃいました。

カスタム用に…と思ったので店頭に並んでいる時すでに散髪がいびつになっている名濃さんを購入しました。

まず短いところと長い所がざんばらだったので、短く統一。あと前髪も揃っていなかったので折角だから私好みの『長めの前髪』を植毛で再現する事にしました。

この時、名濃さんの髪色に合わせて買ったドールヘアが、いざ植えてみたら微妙に違う事が発覚し、まるで脱色を失敗したようなまだら頭になってしまったのでカバーするためにあちこち植毛(苦笑)部分植毛のつもりが、結局かなりの植毛量になってしまいました。

部分植毛の不具合検証や分け目植毛の美しさ追求、綺麗なショートカットを再現する為にかなり襟足ギリギリまで植毛してみたり…と、植毛技術の色んな試行錯誤が出来てとても為になった作業でした。(名濃さんありがとう(?))

あと名濃さんは、前髪をめくるとわかるのですが、ちょっと困った顔をしているんです。つまりは眉根を寄せているんです。これが見ていて何だか不憫だったので(これはこれで…というのもわかるのですが)眉根を消して普通の感じにしました。

…別人です(汗)。まったく別人です(滝汗)。でも自分的には気に入っています。

とりあえず何も目標がないまま制作すると訳がわからなくなるので『好きな有名人』をイメージしてカスタムしました。まず髪型。服はこの髪型のイメージに合わせて全部自作しました。あと、この後買う予定にあった千明のイメージに合わせてちょっとハードに…バンドやってそうなイメージを目指しました。

レザーパンツは本革で手縫いしたのでもの凄く手間がかかりました。本革故にあまり伸縮性がなくて『脱がすの10秒・着せるの30分』というシロモノなのでほぼ着たきりです(苦笑) 名濃と千明。二人並べて飾っています。


その飾り方というのは、専用スタンド(?)と言うか…

千明に想いを馳せて名濃のカスタムをしていた頃。作業が一段落したので『ふぅ』とため息をつきつつ、何の気なしに名濃を出窓にぽん!と置いて一息ついて、時間をおいて再び名濃の作業に取りかかろうとしたら…私が名濃を置いたのがたまたま『出窓に置いていたドール用のテーブル』だったんです。つまりは知らないうちにテーブルに座らせてしまっていた、と。『うわわわわ…何てはしたない(?)』と瞬間思ったのですが、その様子が逆にパンクちっくで格好良く見えたので、そのまま飾り台として使っているのでした。(モチロン机は買い直しました(笑))

酒もってこーい!(?)

名濃の手元にあるのはワイングラスです。演出をしたかったのとテーブルの上からずり落ちない為のストッパーの役割をしています。リアルさを求めたかったのでドールハウスのガラス製ワイングラスを探しました。

1994年頃、名古屋は矢場町にガラス製品に凄く強いドールハウスのお店があったので、その記憶を頼りに買いに走ったのですが、年はすでに2000年(当時)。

跡形もなく移転先すら跡形もなく(涙)結局ネットの通販で何とか探し当てた物にクリア塗装をしました。
余談ですがこれを見ると『あの矢場町のお店が今もあったら、現在の私ならもの凄く活用しているだろうになぁ』とちょっとしんみりするのでした。

創作造形(C)ボークス・造形村